
会社で従業員持株会があるのですが、やった方が良いのでしょうか?
会社員の方は、従業員持株会制度がある方も多いと思います。
新入社員の頃、何もわからずに適当な金額で初めて、今ではいくらやっているのか把握すらしていないという人も多いのではないでしょうか。
今回は持株会のメリットとデメリットを解説し、採取的にやった方がいいのか悪いのかについて考えていきます。
会社の持株会はやった方がお得か【メリットとデメリットを公開】
答えはスタンスにもよります。私は上限いっぱいの金額でやっています。
メリットとデメリットを見て、その理由を解説していきます。
従業員持株会のメリット
奨励金がもらえる
最大のメリットは会社から奨励金がもらえることです。
唯一にして大きなメリットです。
会社によって、奨励金の額は異なりますが、5%~30%くらいではないでしょうか。
私は大体10%くらいで、月平均8万円程、天引きで投資しているので、年間約100万円になります。
年間10万円ほど追加で会社から収入をいただいている形となります。
今は6年くらい働いたので、総額60万円追加で貰ったことになります。
これは大きいですね。
その他のメリット
本島は従業員持ち株会に特化したメリットは一つだけなのですが、給与天引きなので、忘れている方はいつの間にかすごい金額になっているかもしれません。
配当も再投資に回るので、さらに金額が大きくなっている可能性があります。
また、毎月額一定を積み立てていくため、安定的なドルコスト平均法で買うことになるので、長期保有前提の買い方としてはよいと思います。
従業員持株会のデメリット
自社依存でリスク増大
最大のデメリットはリスクの増大です。
給与所得と投資資産の両方を自社に集中させるということはあまり健全ではありません。
会社が健全であれば、給与も株資産もあがるので良いのですが、業績が悪くなると、両方とも下がってしまいます。
特に、大きな金額を投資している方は、株試算が何百万~何千万の金額になってくるので、抱えるリスクがさらに大きくなります。
売却に時間がかかる
自己保有の株であれば、即日売却ができますが、持株会はそうではありません。
数週間から長いとこでは2か月近くかかります。
会社としても、持株会の株を売却されるのは困るので、売却の手続きをめんどくさいままにしています。
また、未公表の重大事実を知っていると、インサイダー取引になってしまうので、その点にも配慮が必要です。
売却時は総務部等に売却して問題ないかを伺う必要があります。
持株会をじっさいにやるべきかどうかのスタンス
メリットデメリットを踏まえて、やるやらないの答えはスタンスによって変わります。
無理のない金額の範囲で上限いっぱいやるか、または一切やらないかという2つのどちらかになると思います。
持株会をやる場合のスタンス
報奨金で少しでも会社から得られる利益を増やしたいという方はこちらです。
また、働いている自社が有望で、長期的に株価が上がっていくと思う方もこちらです。
ただし、やる人は、デメリットをカバーする必要があります。
リスクの自社依存に関しては、例えば1年毎で定期的に売却をするなどをすればよいです。
年1回であれば、売却の手間も大したことないでしょう。
持株会をやらない場合のスタンス
リスクを取りたくなかったり、売却の手続きが煩雑でやりたくないという場合はこちらになります。
また、自社で働いていて、会社の有望でなく、長期的に株価が下がっていくと思う方もこちらです。
自社株を買わずとも、自分でNISA制度を活用して株式投資はいくらでもできます。
従業員持ち株会のまとめ
従業員持ち株会をやるやらないの選択肢は各自のスタンスで変わります。
奨励金をもらうためにやるか、リスクや煩雑さを回避するためにやらないか。
ただし、冒頭に行ったような、「新入社員のころに適当に選んで、何も考えずにそのまま変更していない」なんてことがないようにしましょう。
会社の制度はたくさんありますが、きちんと把握して、有利に使っていきましょう。
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