
最近、ネットワークビジネスという言葉をよく聞きます。
もし自分が誘われた場合はどうすればいいのですか?
以前、投資の経験で失敗談について、記事にしました。
投資だけでなく、ネットワークビジネスの勧誘もいくつか受けたことがあり、ちょこっと入り込んだことがありますので、実体験を踏まえて情報を発信していきます。
初めに申し上げておくと、一部の方によって世間の印象が悪くなっているとは思いますが、ネットワークビジネス自体、経営者的には素晴らしい仕組みだと思います。
私は、このモデルについては中立的な立場なので、その観点から情報を発信します。
ネットワークビジネスの勧誘方法【実際に受けた経験から解説】
ネットで出回っているネットワークビジネスの勧誘
ネットワークビジネスとだけ聞くと、今は非常にイメージが悪いと思います。
よくある話だと、
「友達から急にお茶に誘われて、ネットワークビジネスの話をされた」
とか。
ネットに出回っているのはこの手のかなりネガティブなケースですが、私の経験はこれではありません。
リアル友達におすすめしていては、その人の信用が崩れてしまいますからね。
ネットワークビジネスコミュニティによっては、
「そんな将来の夢の語り合えない友達は切り捨てて、ネットワークビジネスをやっている今の仲間を大事に」
というような教えのところもありますが。
彼らは、紹介時点ではリアル知り合いではない人たちをターゲットにしています。
良くある実態はこれ?勧誘されるケース
少し昔の言葉でいうと、「オフ会」というか、今の時代、ネットで新しい人と趣味を通じて出会うのって自然とできるかと思います。
「旅行好きの人たちでカフェで語り合いませんか?」
「英語に興味ある人で英会話カフェをしましょう」
「〇〇の近くにいる人たちで飲みましょう」
とか行ったものだったりとか、出会い系のアプリだとか。
これらはネットワークビジネスをしている人たちの手法の一つで、本来はそのような用途で使ってはいけないものばかりですが、彼らはあくまで新しい人と出会うツールとして使っているようです。
ただし、彼らも全員にそういう話をしているのではなく、最低限のフィルターはかけているようです。
おカネや企業という言葉に少なからず興味があり、その後の不労所得という話をしたときに心が動く可能性の高い人にしか話を進めません。
勧誘してくる人と出会った後のやり方
よくあるやり方としては、既存のコミュニティに新しい人を招いて、最初は趣味や楽しい話であったり、普通に楽しい時間を過ごし、その後か後日に、「将来やりたいこと」などというような話になります。
最近の普通の人って、この手の質問に対して高望みできていなく、何も答えられないか月並みの答えしかできないと思います。
ですが、ネットワークビジネスをやっている人たちは、
「世界一周旅行をしたい」
「ディズニーランドを貸し切って仲間たちと遊びたい」
というような、時間やおカネが必要だけど、やれたら面白いよねというようなことを言ってきます。
これって、誰も否定できないですよね?
ぶっちゃけ、やれたら面白そうだけど、それだけのために、人生の働き方を変えるってのもおかしいのですが、彼らは
「あなたはどんなことをやりたいの?」
「実際に紙に書いて、どうすれば実現できるかを考えていかないといけない」
という風に言ってきます。
いわゆる「夢リスト」です。
実現したいことを期限も含めて100個書いてみようというやつです。
これ自体は全く悪くないです。
ただ、このようなことを欲望のまま考えて書いていくと、必ずおカネと時間がないとできないことが山ほど出てきます。
そこですかさず、
「時間もお金も必要だけど、会社員じゃ実現できないよね?」
「不労所得を得て、働かないでもお金を得られる仕組みを作って、夢を実現しよう」
という風に言ってきます。
これも考え方としておかしくありません。
ですが、ここで不労所得を得る手段として知識のない会社員たちに対して、自分たちのネットワークビジネスを提案してきます。
その後は、それが健康食品等販売をしている企業であれば、会社の思想や商品の素晴らしさ等の話につながり、旅行会員権の販売している企業であれば、全体説明会に誘われたりだとか。
(旅行会員権の方は、マニュアルがもっと簡単なので、もう少し早い段階で呼ばれるかもしれないですね。)
こんなあなたは要注意
これらも、投資で騙されそうな人と同じで、このような人々は、断りずらくなってしまうかもしれません。
彼らは最初はものすごい「Give」をしてくれます。
初対面でも気さくに話しかけてきてくれたり、
「あなたのために色々と教えてあげているんです」
というようなオーラを出してきます。
正直、説明会とか行った後で、
「これにサインしてくれませんか?」
というような状況は正直、断るのに結構精神を使いました。
(私が良い人過ぎるだけかもしれませんが。。。)
おカネに興味ない?
→面白い話があるから聞いてみない?
→無料だから説明会だけ聞いてみない、絶対後悔させない
→後でキャンセルもできるからサインだけしてみない?
と、小さなイエスをどんどん積み重ねられてしまいます。
まるで、女性をデートに誘うテクニックみたいですね。。。
最後の段階で「ノー」いうと、
「ここまで聞いていまさらノーとかおかしくない?」
というような空気を感じてしまいがちです。
悪いとこだけでもありません
正直なところ、この勧誘を通して聞いた話はいずれもよい話や参考となる話ばかりでした。
会社員として労働所得だけで生きる以外の方法があるということも当時初めて学びました。
かの有名な金持ち父さん貧乏父さんの本を初めて知ったのも彼らからでした。
そういう意味では、まともな団体からは、多くのことが学べると思います。
勧誘者のおかしいところ
ただ、間違っているの所ももちろんあり、その手法として、ネットワークビジネスをやることの一択しか回答がないように見せられたりするところです。
うまーく、
「イメージアh悪いけど、マーケティングのテクニックを身に着けるためにまずはやってみるべき」
というような表現をする所もありますが、やはり自分もネットワーク配下に組み込まれて、新しい人と出会い、自分が受けたような勧誘をすること話強いられるのです。
ネットワークビジネスに中立的なスタンスではありますが、一個人としてこれだけ成熟しきった中で下からやっていくのは全く持って割に合いません。
得をするのは、会社と早い段階で始めた人たちで後発組は彼らから搾取されるしかないのです。
ネットワークビジネスのまとめ
ネットワークビジネスは、世間で言われているほどたたかれるべきものではないと思います。
労働収入以外にも、権利収入といった、別の収入手段です。
ただし、注意しないといけないのが、この権利・紹介収入を得たいがために、その勧誘がかなり強引になっていることです。
本来のネットワークビジネスは
「商品がいいから、ぜひ使ってみて」
という口コミでの宣伝を習ったものですが、それがビジネス化してしまい、ありとあらゆる方法でそのものを売るという風になってしまったのが悪いことだと思います。
逆に変な色眼鏡で「ネットワークビジネス=悪」というような先入観を持つことなく、真に中身を見て相手のことを判断するようにしていきたいですね。
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